Wednesday, April 29, 2009

トライアスリート向けのForerunner 310XT、フィットネス向けの405

Forerunner 310XTもいよいよ出荷されてきていますね。以前から「405は305の上位機種ではない」といった議論がよくされてましたが、310XTの登場で、それが明確になりました。

HRM付き310XTは$399.99、HRM付き405CXは$369.99と値段差が逆転してしまいましたので、もはや405シリーズは305シリーズの上位機種ではなくなってしまい、追加された機能を考えるとユーザ対象が明確に分かれましたね。310XTのXTはおそらくクロストレーニングという意味でしょうけど、なによりトライアスロンを意識したつくりとなっており、トライアスロン系フォーラムではよく盛り上がってます。

http://jayprasuhn.blogspot.com/2009/04/garmin-loves-triathlon-forerunner-405cx.html には、Garminのマーケターに会うたびにアピールし、310XTの登場に歓喜してる記事があります。一部を意訳すると、「今日は奇跡の日だ、ガーミンは俺たち(トライアスリート)を愛してくれていた、俺たちのための製品を作ってくれた!」みたいな感じでしょうか? 「Jake(Garminのマーケター)、もう俺からしつこく質問攻めにあうことはなくなるよ、君はトライアスリートの全ての要望に答えてくれたと思うからね。」

一方、405CXの方は心拍ベースのカロリー計算機能を搭載することにより、「走る」以外の運動、インドアフィットネスでも筋トレでもなんでもカロリー消費が可能になったのが売りといえます。既にオンラインでマニュアルがダウンロード可能になっていますが、見事なまでに、405から殆ど変化がありません、ハードウェア的に同一なのかという意見もみかけますね。また、なぜかHRM無しモデルが販売されていません。405からのアップグレードは想定していないということでしょうか? そのためか、motionbased.comのフォーラムでは、405から405CX相当にするソフトウェア有償アップデートを提供すべきだろうという意見もちらほらと。

そういったこともあり、305程の価格下落はないものの、在庫処分されつつある405のお買い得感は高まっているようです。

(追記) 発売後の風評では、310XTは水泳ではGPSが使えない(精度が悪すぎる、大きくジグザグになる)、かといってGPSのOn/Offは簡単でない、充電完了後はPower Onになってしまい、うっかりほっておくとバッテリーがDischargeされる、等の欠点が指摘されてます。 実際、310XTのSport ModeにはBiking ModeやRunning Modeはありますが、Swimming Modeはないんですね。しかも、マニュアルにはしっかり「Use the timer to record your swim time. GPS data may not record while you swim.」と記述されており、公式に水中でのGPSは使えないことが表明されているようなものです。とはいえ、305/405は防水といいながら物凄く水気で壊れやすかったけど、310XTではかなり高い防水性をもつようになったところは大きいといえます。

あと、水中ではHRMが効かない、という指摘もありましたが、それは元々当然なので欠点とはいえないところです。

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