Saturday, January 22, 2011

スタバのiPhone決済を試してみた

これまでごく僅かな店でしかできなかったスターバックスのiPhone決済が、一気に全米のほぼ全店の直営店で可能になったので、一応試してみました。それまでも、スタバカードの残高照会や決済記録の確認にはこのスタバカードアプリを使用していたが、実際に決済に使うのは初めて。


上にある1枚目画面写真が表の写真、2枚目が実際の決済時の写真で、2Dバーコードを 店でスキャンしてもらうという、シンプルなものです。さすがに店員もちょっとまだ なれてない感じ。一年近い試験期間を経てめでたく本格運用といったところですが、 ロゴの変更とともに、40周年を迎えて今年もますます意気込みを感じます。 しかし、プレスリリースでは2DバーコードがなぜかQRコードになってます、はて?

左側の下部に出ている6386という数字は対応店の数です。今まで数百件とかそんな レベルだったと思いますが、いきなり全米の店で対応というわけです。今日は すでに7000を越してました(笑)

実際には、自分のアカウントを作成し、そこにカードを登録するような使い方になります。 複数のカード間で課金をトランスファーしたり、なにかと便利です。入金も店頭、 Web、iPhone/Blackberry専用Appどれでも可能、残金がなくなると自動的に入金する オートリロードもあり、スタバカードと決済アプリで電子マネー市場そのものを狙っているのかと思ってしまいます。やはりハワード・シュルツの復帰後は攻めてきますね、まるでジョブス復帰後のAppleのように。。。

さらに今年6月まで、この専用アプリから25ドル以上入金すると、初回に限り$5ドル無料で追加してくれるサービスも始めてます(人数上限はあるそうですが)。そこまでしてプロモートするところに意気込みの強さが感じられますね。果たしてライバルたちはこの独走に反応するのか? いずれにせよ、スターバックスロゴからCoffeeの文字をはずしたところに、今後のビジネス拡大の方向性が見られます。

次の画面写真は、決済履歴とスターポイント数の画面です:



ちなみに、日本では数年ほったらかすと残高がゼロになるそうですが、こちらでは いまのところ有効期限は無期限です。実は一枚のカードは4~5年前のものですが、 ありがたいことに問題なく登録できました。日本のルールはちょっとえげつない ですね。せめて、有効期限が過ぎたら(登録コストとして)少しずつ引いていくような ルールとかにしないと。。。上限数万円まであるのに、いきなりゼロになるのはちょっとドロボーっぽいので(笑)。

あと、登録したカードの絵柄が画面に 現れるのも実はけっこうビックリしました。どの番号がどの絵柄かすべて記録 されてるんですね。あれだけ膨大な数のカードを発行しているのに、全てリアルタイム 処理できるのには驚きというか、システムの進化ですね。 アンドロイド版もリリース予定ですが、Windows Mobile版は何の発表もなしです。 シュルツは地元つながりのゲイツの友人なんですけどね・・・