Monday, April 27, 2009

Foreruner 405CXでカロリー計算の精度が向上した理由

既に発売されている Garmin Foreruner 405CXではカロリー計算が心拍ベースになり、精度が向上したと発表されてますが、わざわざFirstbeat Technologies Ltdからライセンスを買ってまで精度を向上させるというのはなんだろうと思い、ちょっと調べてみると、意外にもForerunner 405のカロリー消費量計算は精度が良くなかったらしいです。

motionbased.comのフォーラムを見ると、自転車で下り坂を殆ど漕がずに降りたら2000kcal消費とでた、という書き込みがありますが、どうもGPSで計測された距離を元にらしい。

そこで、Sunnto t6c(Footpodアリ)とGarmin 405を両方つけて走り、データを比べてみると…

  • 距離が長い(強度が弱い)ときは、405の方がカロリー消費量が大きい。
  • 距離が短い(強度が強い)ときは、t6cの方がカロリー消費量が大きい。


という結果になりました。距離と時間は同じなので、要はその間の心拍がどのように評価されたかが鍵となりますが、心拍数の高い運動ほどt6cでカロリー消費量を多く計算されますね。

405の方では距離を主にベースにしてるのかな?とも思いましたが、いくつかのデータを計算すると、1kmあたりのカロリー消費は、なぜか距離が長い(ペースが遅い)方が大きい場合も多く、確かに変な感じです。SunntoもFirstbeatの技術を使っていますが、t6cとのカロリー消費量の違いは最大30%以上になります。カロリー計算機能が更新されることに意味はあるんでしょうね。

405CXは、他にもGPS Hotfix(tm)で衛星補足時間が縮小されたことや、(405CXはどうやらHotfix未搭載(?)、でも405より補足はちょっと速い感じ)細い腕のためのリストバンドが付属したことなどの違いがありますが、オンラインマニュアルを見ても405と殆ど変わりはありません。

カロリー消費量の精度が向上することどれほどの価値があるのかは、人次第だとは思いますので、この際、安くなった405を狙うのもいいかもしれません。Forerunner 305は、310XTが発売されたおかげでbestbuy.comで$159で在庫処分されたそうで、405も多少は値が落ちているようです。

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