410の目だった変更点は以下のとおり:
シャットダウン機能の追加はかなり有難いところ。405のパワーセーブモードは意外と電力を食うので、長期的に使用しないときでも1~2週間に一度は充電する必要があり、意外と面倒だったこともあるし、なによりリチウムイオン電池のこまめな充電・放電を減らせるので、リチウムイオン電池の寿命を長らえさせることができるのが大きいですね。
405CXで搭載された、Firstbeat社によるカロリー消費量演算アルゴリズムが更新されたため、アクティビティクラスの手動設定が必要無くなりました。
ベゼルタッチ機能の改善は、ベゼルを複数のセクションに分けてそれぞれのセクションのセンサーが独立に接触を感知することにより、汗や雨の悪影響に強くなったということのようです。よって普段は405とそんなに変わらないような・・・。ただ、405,405CX,410それぞれ感知アルゴリズムに癖があり、410がマシと言えばマシかもしれません。特に、410では高速ローテイト時にはローテイト速度を加速させるような工夫がされたかも? マウスを早く動かしたときはマウスポインタの速度を移動量以上に上げるアルゴリズムとよく似たようなものです。タッチ動作が若干、保守的というか、しっかり指を当てて離すことにより認識するようなアルゴリズムになった感じです。ベゼルタッチのような基本機能を地道に改善してくれる姿勢は非常に好感をもてるものの、ただ、405でもランニング時はベゼルタッチをOffにする人が多かったため、結果的には多くの人にとってそれほど大きな恩恵にはならないかもしれません。とはいえ実際、雨が降ったときに使用した感じでは、雨中のベゼル動作は確かに改善はされてます。
パワーセーブモード移行時にメッセージが表示されるということでしたが・・・未だに見てません。はて?と思っていたが、これはTime ModeからのTimeoutでは表示されないようです。Training -> Options -> TimeoutをEnableしたら、Training Modeのままほっておくと、数十秒前からカウントダウンが始まり、ビープ音を何度も鳴らして警告してくる。これもまあ、普段Timeout機能を使用しない人にはあまり意味ない、というか、ベゼルをロックしてパワーセーブモードに入れば特に必要な機能と思ったことはないので、どこまで恩恵があるかは人によるかと。
GPSのHotFix®対応が明記された最初のForerunner4xxシリーズです。ただ、405CXでも405よりかは短時間でGPS補足することが多かったので、410でどこまで改善されてるかは微妙なところ。今のところは補足は405CXより早いような。。。どこまで早いのかどうかはもうちょっと使い込まないとわからないところです。
310XTにあったタニタ体重計対応は見送られたようです。まあ、BC-1000の価格とスペックを考えるとUS市場では到底売れそうになかったので、対応する必要性はあまり感じなかったでしょうね。最も、Garmin社自体は価格の安いローエンド市場の拡大とサイクリング系機能の強化に力を入れているようですが。
全体としては、地道な改善は評価できるものの、あまり強い恩恵を感じられる機能改善が少ないため、新品の405がずっと安価で入手可能ならそちらの方が良いのでは?とも思わせられます。価格もさすがに割高感が鼻についてきてるように思います。とはいえまだまだ市場ではGarmin社がまだ独占的な地位にあるため、Garmin社のモチベーションを上げるためにも競合がもっと出てくる必要がありそうです。そういう意味ではTimexの製品がさらに改善されてくることを期待したいところです。iPhoneやアンドロイド端末も、ANT+アダプタでも出してくれればかなり競合として面白くなるのですが。。。自分でANT+アプリを作れるようになればさぞ面白いことになりますからね。